2009年 12月 02日
ハスケルのフィりグリー誕生。
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コスチュームジュエリーが最近?特に最近と言ったほうがいいのかなぁ 流行っています。
先日伺ったアンティークショップでもハスケルの物はお値段も上がってきているとか・・・
雑誌にもよく取り上げられていますよね。
インターネットでも情報を手に入れることが出来ると思いますが
でも、まだ詳しく知らない自分も含めてハスケルの事をちょっと探ってみよと思います。
1926年7月30日ニューヨークの390 Fifth Avenueよりスタートしました。
バロックパールも有名ですが、同じぐらい有名なルシアンゴールドについてからのお話。
まず、その前にハスケルの作品の裏は必ず美しいフィりグリーで飾られていますよね。
でも、このフィりグリーが飾られるようになったのは1945年からです。
では、それまではどうしていたのか?
1930年まではハスケルの使う土台に規則正しく針金で刺していき、
裏で留めていただけのようです。まだ、完成されきっていなかったのです。
試行錯誤しながら、より美しくを考えていたのでしょう。
そして、やっと考え出したのが金属のプレート。
1930年から1943年までは留めた針金が見えないようカバーとして
プレートを裏から爪で留めていました。
そして、1940年アメリカ政府から鉄使用禁止令が出たため
在庫が無くなる1943年まで金属の土台、プレートを使用していました。
なぜ、アメリカ政府が禁止したかお分かりですよね。
世界第二次戦争で鉄などは武器を作るのに必要ですものね。
その後お目見えするのがプレスチックの土台です。
プレスチックはほんのわずかな間ですので、この時代の物をお持ちな方は少ないのでは?
そして、1945年戦争が終わると簡単に鉄が手に入るようになります。
ついに、ハスケルのフィりグリーのスタートです。
続きは次回に。
by antique-vintage
| 2009-12-02 10:01
| ミリアムハスケル